大学院受験が終わったその日に書いたひとりごと。
残しておくとその時間の手触りが蘇ってきて、なんだか嬉しいので今更ながら書き記しておく。
今日で大学院受験の章はひとまず終幕。
面接にて伝えたいことを伝えきれなかったという手応えで、 悔いが残ったまま終わることを悔しく感じたが、
面接も、そして人生も偶然性で溢れているのだから、 あとは流れに身を任せるだけだ、と執着を手放す。
びっくりするような幸運があれば、なんでこんなときに….という不運もある。
人生の8割ほどはそんな偶然性に彩られている気がして、 残りの2割に自分の努力と選択で色を塗る。
それでいうと、できる限りの準備はした私は、 残りの2割に関しては悔いがなく、
さあ、じゃあ残りの8割はどんな色がつくかしら? と今はちょっとワクワクする気持ちだったりする。
そう考えると、自分の努力と選択は、 成功するためのものであるのと同時に、もしくはそれ以上に、
偶然性によって想像と違う結果がもたらされた時に、 ”後悔の余地を残さないためのもの”でもあるように感じる。
執着を手から放てば、両手が空いて、次は何をしようかと考える余地が生まれる。
この物語はどう転ぶか….?と観客さながら、結果を待つ間はなにをしようか?
まずは、ひとまず心を潤す時間を。本を読んで、映画を見る。
そしてまたこの先何をやるかをじっくり考えようか。
ほっとチャイティーラテを飲みながら、穏やかな時間が過ぎる再開発された緑あふれる街で、
ひとときの幸福と自分へのご褒美の時間を味わう。
そして気づけば
いつの間にやら悔しい気持ちは穏やかな気持ちになっていた。