【コーチング関連】コーチングの学び方

心理療法・カウンセリング・コーチング

今まで不登校関連のお話、書籍・映画のお話を中心に更新しておりましたが
コーチング、カウンセリングについてもある程度、多角的に学んでおりますので記事にまとめていければと思います!

 

 

そんな「コーチング」についてのはじめの1記事は、「コーチングの学び方」についてです。

  • 2つのコーチングスクールでの受講
  • 企業でのコーチング研修の講師
  • 書籍等での自学
  • 大学院での臨床心理学の勉強を経て、100時間以上のコーチングを提供してきた私がおすすめする
    コーチングの学び方について紹介します。

 

・コーチングを学びたいけれど、何から始めて良いかわからない方
・コーチングを学んでみたけれど、違和感を持たれた方
に読んでいただけたら嬉しいです!

 

コーチングを学ぶ上での注意点

実は私自身、何度もコーチングを学ぶことを断念しそうになりました。

というのも、googleでコーチングを検索すると「コーチング 怪しい」が検索上位に出てくるほど「コーチ」も「コーチングスクール」も千差万別、ひいては玉石混合だからです。

コーチングは形がとらえにくいものだからこそ、どこで学ぶかはとても重要だと私は思っています。
・運営母体が実績のある組織なのか?
・そこで学んだコーチは自分にとって価値あるコーチングを提供してくれるか?
を慎重に見極めていただきたいです。

コーチングを学ぶステップ

私がおすすめするコーチングの学習のステップは以下です。

  1. コーチングを受ける ※自分にあうコーチを必死に探す
  2. コーチングスクールで学ぶ
  3. コーチング・心理学の書籍を読む
  4. 実践、内省を繰り返す

一般的なステップというより、かなり私の性格・好みにあったステップにはなっておりますので、
ご自身にあっているかどうか一度考えてみていただいた上で参考にしていただけたら嬉しいです。

 

1. コーチングを受ける ※自分にあうコーチを必死に探す

このファーストステップ「※自分にあうコーチを必死に探す」
何より大事だと思います!!(再掲)

 

  • コーチングとは簡単な言葉で言うと
    「対象者の自発的行動を促進するコミュニケーション」です。
  • その手法を用いて、
    「対象者が目指す状態へ到達するようにサポートする」のがコーチの役割です。

とした時に、

一言で「コーチング」と言ってもかなり定義は広い為、その手法は様々であり、
流派とも呼べるような方法・様式・主義などの違いが存在します。

 

ですので、おすすめは「特定のコーチのコーチング」を受けて、「これがコーチングか・・・!」と理解するよりも、「このコーチだ!」としっくりくる方と出会うまで、複数名のコーチからコーチングを受けることをおすすめいたします。

各種コーチのマッチングプラットフォームや、個人のコーチの方も初回は体験価格で提供していることが多い為、そちらを利用するのが良いかと思います。

ご自身にピッタリあったコーチを見つけましたら、
その方がコーチングを学んだコーチングスクールを確認し、ステップ2に進んでください。

2. コーチングスクールで学ぶ

一見したら”話を傾聴するだけ”とも思われかねないコーチングの専門性を担保するためには、やはりコーチングスクールの受講は必要だと私は思います。

私が考えるコーチングスクールを選ぶ基準は以下になります。
(運営母体が実績のある組織か、金銭目当ての専門性を持たない組織ではないかは前提です)

  1. そこで学んだコーチは自分にとって価値あるコーチングを提供してくれるか?
    (再三にはなりますが)
  2. コーチングの認定資格が取得できるか?(認定資格取得を必須と考える方の場合)
  3. 受講金額はご自身にとって現実的か?

 

コーチングの認定資格としては、国際コーチング連盟(ICF)の認定資格がコーチング業界では最も認められている資格となります。資格取得にあたっては、トレーニング(国際コーチング連盟(ICF)の認定プログラム(ACTP))の修了・メンターコーチからコーチングを受ける経験・有償コーチングセッションの提供・有償クライアント数の担保・実技試験の合格・筆記試験の合格といった要件を満たす必要があります。

 

3. コーチング・心理学の書籍を読む

私自身の経験として、コーチングスクールにて「そこで学んだ内容が全てだ」と思い込んでしまうことがコーチングの学習を阻害しました。

こちらも再三にはなりますが、コーチングスクールで教わる内容はスクール毎に流派とも呼べる偏りがあると私は考えています。

だからこそ、スクールで特定の流派を体系的に学んだ後、書籍等で自身でも追加で学ぶことが大切だと考えます。

おすすめの書籍はまた別途記事にまとめますね!

4. 実践、内省を繰り返す

もちろん知識として「知っていること」と「できること」は大きく異なるので、何度も実践し、内省をすることが求められます。

私も認定コーチになる前までは、友人たちにお願いをしてコーチングをさせていただき経験を積みましたし、今でも実践後は反省ばかりですので、内省を続けております。

また、上記で「自分にあうコーチを探すこと」と記載しましたが、
誰にでもハマるコミュニケーションがないように、
コーチングもまた対象者の方(そしてその方の状況)によってハマるコーチングは異なるかと思います。

自身のパーソナリティやスタイルと変える、まではいかずとも、細かな調整は必要であると考えます。

 

私個人の学習遍歴

私自身は冒頭に記載した通り、2つのコーチングスクールを受講し、副業でコーチとしてコーチングを提供するようになり、その後企業でのコーチング研修の講師を担った後、臨床心理学の大学院にて心理学を学ぶというかなり紆余曲折のキャリアを辿ってきました。

途中、「私がしたいのはこれだっけ・・・?」と学びを中断したこともありますが、

コーチング業界でも多角的に学んだこと、

さらに心理学を学んだことでコーチングの理解も深まり、

その結果、今は納得感を持ってコーチをしています。

 

あくまで、まだまだまだまだ学び途中の1個人の感想ですが、少しでもこれからコーチングを学ぼうとされる方のお役に立てば嬉しいです。