本日は、旅行ドキュメンタリー、「場所はいつも旅先だった」について。
2021年の作品ですが、たまたまSNSで見かけたのでamazon primeで見てみました。
(※ネタバレありです)
公式HPはこちら →https://yataro-itsumo-tabisaki.com/
HP見るだけで、旅に出たくなりますね〜
「場所はいつも旅先だった」のあらすじ
『場所はいつも旅先だった』は、エッセイストであり「暮しの手帖」元編集長の松浦弥太郎が初めて監督を務めたドキュメンタリー映画です。
サンフランシスコ、シギリア、マルセイユ、メルボルン、台北・台南といった世界5カ国6都市を巡り、早朝と深夜の街角で出会う人々の日常を静かに見つめます。
朗読は脚本家・演出家の小林賢太郎が担当し、主題歌にはアン・サリーの「あたらしい朝」が使用されています。
「場所はいつも旅先だった」の感想
朝から晩まで仕事があり、
とにかく何も考えず、ぼーっと、日常から逃避したかった。
そんな気分のときに、最適な映画でした。
映画の印象を一言で言うと、「素朴」。
ドキュメンタリーの中でも、群を抜いて。のイメージです。
でも刺激の少ない味付けが、疲れているときにはちょうどいい。
特別な何かではなく、ただそこで暮らす人、
のみならず、場所や光や音も含めた、
そこにある暮らし全体が主演であるような、そんな作品でした。
「場所はいつも旅先だった」の好きなセリフ/シーン
時折入る落ち着いた声のナレーションは、静かな情景の説明が多く、
たまあに、監督の旅への想いが伝えられる。
何か自らに変化を与えたいと思ったときには
できるだけ、今の自分からは遠く
対極にある環境に 飛び込んだ方がいい
極端な態度を示すことが大切だ
その時 何を感じるのか
この瞬間を大切にし
心の声を聴く
以前、「百万円と苦虫女」についての感想の中で、
「旅することが自分探しになる理由」を考えていたことを思い出しました。
疲れてしまったり、小さなことで傷ついたり
心が折れてしまったりして
自分ではどうしようもなくなることもある
そんなとき
僕は自分が自分らしくなれる場所に行くことにしている
自分をリセットできる場所
弱ってしまった自分をちょっとの間、逃がしてあげるような場所
たった数日であっても自分らしい呼吸を取り戻し
自分らしい笑顔に立ち返るために
えいっとでかける
もちろん
一人で
目的のない旅とでも言うのかな
あなたにはそういう場所がありますか?
先ほどの刺激的な旅は、まだ訪れたことのない刺激的な目的地がいいでしょうか?
対して、自分をリセットできる旅は、訪れたことのある癒しとなる場が目的地になりますかね。
旅というと、私はどちらかというと新しい刺激を求めてしまう傾向にあったのですが、
今はどちらかというと、
いつも行くと、いつも同じ気持ちに立ち返らせてもらえる場をすごく欲している自分に気づきます。
そして私の場合、それは海になりそうな。
今年は、My Favoriteの本、映画、レストランを見つけることを目標としていましたが、
そこに旅行先も追加しようかな。
おわりに
いや〜旅行っていいですよね。
一方、物価も上がり、円高の今、今までのように旅行に行けない今、
擬似体験できるロードムービーもやっぱりいいな〜とも思いました。
そしてある種、強制的に「他人のメガネでものを見る」体験も、面白い。